特殊な宿泊キャンプのお知らせ
今回はDC Japan Mental Health Network(DCJMHN)のメンバーの方からの情報を掲載いたします。素晴らしいキャンプ情報が、必要とするご家族のもとに届きますよう願いを込めてお届けいたします。以下、そのままの内容を添付致しますので是非ご参考になさってください。
1) Camp Kesem(キャンプ・ケセム)
“A child’s friend through and beyond a parent’s cancer”
全米に500万人いると推定される「親の癌に影響を受けた6歳〜18歳の子供達*」のための、5泊6日のサマーキャンプ。 ケセムとはヘブライ語で魔法という意味です。
2000年にカリフォルニア州のスタンフォード大学で設立された後、全米各地で同時展開しており、 現在44州に合計100以上の支部があって、 それぞれの支部がサマーキャンプを提供しています。
キャンプ・ケセム各支部の熱意ある学生ボランティア達が、カウンセラーとして登録するために50時間の講習を受け、 年間を通してファンドレイジングし、 集めた寄付金で子供達を宿泊キャンプに送り、 キャンプ場で実際に子供達の面倒をみます。
また、夏の宿泊キャンプだけでなく、一年に数回 Friends and Family Day という楽しいイベントを開催するほか、Kesem By Your Side という、子供達の特別な日(誕生日やスポーツの試合、親の入院など) にカウンセラーを派遣して応援するプログラムも提供しています。
ボストン周辺には、MIT と Chestnut Hill、Harvard University、Boston University、Tufts の5つの支部があり、多くの子供達をキャンプに受け入れることが可能です。
下記サイトから、全米の支部を見つけることができます。Camp Kesem - Nationwide
http://campkesem.org
*親が現在癌治療中である、親が過去に癌治療した、または親が癌で亡くなった、のいずれか。
2) Experience Camp(エクスペリエンス・キャンプ)
"Experience Camps are free one-week camps for children who have experienced the death of a parent, sibling or primary caregiver. We provide a safe environment where kids can explore their grief, break the isolation they may feel with their non-camp peers, and have a whole lot of fun."https://experiencecamps.org/camp
家族(保護者やきょうだい)を亡くした4年生〜12年生の子供達のための5泊6日のサマーキャンプ。 ジョージア州、カリフォルニア州、メリーランド州、 ペンシルバニア州、メイン州、ミシガン州などで開催されており、 参加費は無料。キャンプはすべて8月ですが、 州によって若干日程が異なります。また、co-ed のキャンプと、Boys と Girls に分かれたキャンプがあります。 ボストンから一番近いメイン州のキャンプは、男女別です( 日程は一緒ですが、キャンプサイトが別)。
臨床心理学をもとにしたグリーフキャンプで、普通のサマーキャンプと同様に楽しいアクティビティをたっぷり交 えながら、子供たち同士がつながることを促し、 グリーフの対処スキルを教え、 ひとりじゃないと思える居場所を作ります。
3) Comfort Zone Camp (コンフォートゾーン・キャンプ)”Free weekend camp for children who have experienced the death of a parent, sibling, primary caregiver, or significant person. Comfort Zone’s programs are offered to children ages 7-17, and their families for the family programs, plus we offer young adult programs for 18-25-year-olds.”https://comfortzonecamp.org/
サマーキャンプではありませんが、家族(保護者やきょうだい)を亡くした7歳〜17歳の子供達のための2泊3日のキャンプ。 バージニア州、カリフォルニア州、マサチューセッツ州、 ニュージャージー州、バージニア州などで行われており、 参加費は無料。州によって開催時期が異なります。 マサチューセッツは、 例年6月と9月にケープコッドのキャンプサイトで開催されます。
臨床心理学をもとにしたグリーフキャンプで、普通のサマーキャンプと同様に楽しいアクティビティをたっぷり交 えながら、子供たち同士がつながることを促し、 グリーフの対処スキルを教え、 ひとりじゃないと思える居場所を作ります。
☆★☆体験談☆★☆上記の3つのキャンプは、子供たちが初めは参加に乗り気でなかったり、 あるいは半ば強制的に参加させられても、 一度体験するとすっかり気に入り、 その後何年も参加し続けるケースが多いようです。
私の2人の子供達は、Camp Kesem MIT支部主催の5泊6日のキャンプに9歳と6歳の時に初めて参加し(2016年に父親を亡くしています)、 その後何年も参加しました。 メイン州やニューハンプシャー州のキャンプ場に大きな観光バス3 、4台で行きました。今年は下の子だけ参加予定です。
また、Comfort Zone Camp にも何度も参加しています。
上の子は、楽しいことが盛りだくさんでエネルギーに満ちたカウンセラーがい っぱいの Camp Kesem が好きなようでした。下の子は、 グリーフにまつわる感情を他の子供達と共有して向き合える Comfort Zone Camp がお気に入りのようです。
Experience Camp の方は、日程が合わず私の子供達は参加したことがないのですが、私の友人の息子さん(現在15歳) が毎年喜んで参加していると聞いています。
☆★☆★☆★☆★☆
もし、お知り合いに該当するご家族がいらっしゃったら「こういうキャンプがあるらしいよ」 とお伝えいただければ幸いです。
なお、上記キャンプは全て今年度の申し込みが始まっています。
認知症の世界
アートを通してのセルフケア:無料セミナーのご紹介
内容:絵をかく・物を作るという行為には、
【ご案内】日本人会セミナーシリーズ・認知症についての正しい理解と最近の話題(新薬、予防、対応):フィラデルフィア日本人会
フィラデルフィア日本人会が開催するオンラインセミナーのご案内
- 日時: 11月4日 (土) 午後7時30分−9時30分 (米国東部時間)
- 会場: オンライン (Zoom)
- 講師: 和泉 唯信先生(徳島大学大学院医歯薬学研究部 臨床神経科学分野 教授)
- お申し込みと事前質問:11月1日 (水) までにこちら (https://tinyurl.com/
jagpseminar03) よりご提出ください。 ご登録いただいたメールアドレスに当日のズームリンクをお送りい たします。
孤独・孤立対策相談窓口のお知らせ
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私は食べることと本を読むことが大好きなので秋は一番好きな季節です。特に秋雨の中、読書をしながら美味しい珈琲とアップルサイダードーナッツを頬張る時が至福の極みです。
さて今日は在アメリカ合衆国日本大使館からの情報をお知らせします。外務省では在外邦人の孤独・孤立対応に力を入れ、新しい周知用のチラシを作成したとのことです。下記に情報リンクを載せましたので周囲の方々共有していただければ幸いです。
新学期が始まり、忙しい時期ですので積極的に休息時間をとり、自分の好きなことを沢山して秋を満喫してください。何か思いつめることがあれば一人で悩まずどうぞサポート機関にご連絡ください。
孤独・孤立及びそれに付随する問題でお悩みの方へ:https://www.anzen.mofa.go.jp/life/info20210707.html
周知用チラシ:https://www.anzen.mofa.go.jp/life/chirashi.pdf
在アメリカ合衆国日本国大使館:https://www.us.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html